FPの検定試験に使ったテキスト

 

FPの勉強をしようかなと思っている人は
テキストの選択に迷うこともあるかと思います。

私のように書店で見つけて、「あ、これにしよ~」
なんて、テキト-な人はきっと少数ですよね。
(にしても、今思えばよいテキストを選んだと思うけれど)

ターゲットを決める

2度の受検で感じたのは、
テキスト選びはターゲットに左右されるということ。

とにかく、資格だけ欲しい~っていう人は
6割が取れるところに焦点を絞ったテキストがいいと思います。

資格を取った後、きちんとそのスキルを生かしたいという人は
それなりのテキストが必要でしょうし、
自分で調べることも必要でしょう。

最低条件として、検定に受かること
そして、その後もスキルを積極的に生かすかどうか

この部分で適するテキストは変わってくると思うのです。

 

2冊使いでやってみて・・・

FPのテキストについては多くの記事が出ています。

たいていの記事では<テキストは1冊> で、
何度もそれを通読して、理解する。

これが世間の鉄板のようです。

 

私自身はFP3級を受けるときに
どういうわけなんだかテキストと問題集を買ったつもりで、
3級テキストと2級テキストを買ってしまっていました(^^;)

(そのテキストをムダにしたくなくて
体調がべらぼうに悪いのに今回2級を受けてしまった・・・)

そのテキストがTACのテキストでした。
書店で見かけてすごく親しみを覚えてつい買ってしまったものです。

 

 

 

 

FP3級の記事にも書いたように、これだけでは私は心もとなくて
もう一冊、買い足しました。

読み切れないかもしれないし、
理解しきれないかもしれないけれど、
穴だらけの状態がいやというか、怖いというか・・・。

例えば、いずれ得意分野に偏っていくにせよ、
一応、7~8割の知識は持っていたいなと思いました。

それに、できの悪い私なら、
7~8割を目指して、ようやく6割に届くくらいかな?
って思いましたから。

そして選んだ2冊目がこれです。

 

 

 

 

 

これを選んだのは<きんざい>で出していたから。

検定は<FP協会>と<きんざい>でうけられます。
であれば、ここのテキストなら間違いないでしょ~って思ったから。

 

テキストの比較

実質、二ヶ月。

耳も股関節も悪くなった中で、
後半はしょちゅう土砂災害警戒警報に脅かされつつ、
なんとかテキストを読み終えてみて感じたことは・・・

 

きんざいのテキスト

私は時間の大半を<きんざい>のテキストの理解に費やしました。

このテキストのよい点は
詳しいことと
重要な箇所がわかりやすいこと

各章ごとに重要度が星の数で示されていて、
重要な部分がわかりやすかったし、
出題のポイントが別枠で書かれてあって、
今回、そこからの出題もあったと記憶しています。

ただ、金融関係の知識がゼロの人には難しいし、
一般の主婦にも取っつきにくいと思います。

理由は説明のしかた、使われている言葉が
やや専門に近いような印象だったから。

時間的な余裕のある人、
金融関係の理解がスムーズにできる人であれば
これ1冊でもいいかなと思えるボリュームでした。

TACのテキスト

時間の大半を<きんざい>のテキストに費やした私でしたが、
残り3週間ほどは<TAC>のテキストのウエイトが増えていました。

<きんざい>のテキストを通読して、
頭の片隅にぽろぽろある知識未満の断片を
<TAC>のテキストで<知識>に仕上げたって感じです。

<TAC>のテキストは
とにかくわかりやすく、取っつきやすく、記憶に残りやすいです

言葉が平易なので、金融に馴染みのない人でも
強い抵抗を感じないで読み進めることができると思います。

ただ、3級のテキストはすごくポイントや検定における需要度が
わかりやすかったのに対して、
2級のテキストではそこの部分は薄らいでしまっていたのが残念でした。

短い時間で検定にうかる力をつけるのに
<TAC>の「みんなが欲しかった」シリーズはすぐれていると感じました。

取りあえずFP2級の検定を終わってみて

過去問では実技のほうが全然楽だったのに
検定では・・・な結果でした。

発表がコワイです。

今回はかなり無謀な挑戦でしたが、
ダメだったらまた、受け直すつもりですし、
受かっていても、もう少し2級の勉強を続けたいと思っています。

そんな気持ちもあって、検定が終わってから
証券外務員の参考書に目を移したりすると
金融資産運用に関係する部分で
すごくわかりやすく書かれていた箇所もあって、
こういうことを知っていたら、もっと早くに理解できたのになぁと思いました。

でも、検定対策中はそういう時間も実際には取れないんですよね。
必死すぎて・・・。

私はコストをかけたくなかったので独学でしたが、
(っていっても2ヶ月くらいなので、気恥ずかしい)
そんな点はスクールで開講している
各種講座がすぐれているのだろうなって想像します。

検定の会場でも、スクールの人たちなんだろうなとおぼしき
小さな人だかりがぽつぽつあって、
ちょっとうらやましい気もしました。

テキストは新しくて、信頼できるものを!

今回、ちょっと困ったことがありました。

私が買った<TAC>のテキストは2016年の5月までの対応でした。
そのせいか法人税の税率は23.9%となっていました。
(これは私のミステイク)

で、口コミを見て注文した某出版社の問題集では23.9%
(こちらは2016年9月まで対応。 それなのに~)

<きんざい>のテキストは23.4%。

一体、どれが本当なんだ~とネットを頼りました。
結局、<平成28年4月1日以後に開始する事業年度について、23.4%>の適用となっていました。

その一件があって、<きんざい>への信頼感は一層強まりました。

金融関係の法令はめまぐるしく変わりますから、
テキストはとにかく、新しいもの。
そして、ある程度、名が通ったもののほうがいいのかなと思いました。

<きんざい>や<TAC>のテキストには
法改正などに伴う変更点について載せてあるサイトのアドレスが
書かれてありましたが、
某出版社の問題集にはそういう情報はなかったと思います。
(もしかしたらカバーに書いてあったのかもしれないけれど)

数千円のものではありますが、
<責任を果たす>姿勢がきちんとした形で現れている会社のものは
やはり安心できます。

テキストは最新のものを、
そして、信頼のおけるものを選んで欲しいと思います。

 

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